国字とは
漢字は中国でつくられ、日本に伝わりました。
しかし、日本でつくられたものもあり、それらを国字(こくじ)と言います。
国字は約150種類あるといわれています。
国字
◎ 畑
【読み】はた・はたけ
【意味 / 由来】水田に対し、乾いた耕地という意味。
◎ 凪
【読み】な(ぐ)・なぎ
【意味 / 由来】風が止むという意味。
◎ 凩
【読み】こがらし
【意味 / 由来】木を吹きからす風という意味。
◎ 峠
【読み】とうげ
【意味 / 由来】山道の上りと下りの境目という意味。
◎ 働
【読み】はたら(く)・ドウ
【意味 / 由来】人が動いて生産活動に従事するという意味。
日本の国字は約150種類あるといわれており、その大部分は会意文字が多いのも特徴です。
※会意文字(かいいもじ)とは、いくつかの文字を組み合わせて新しい意味を表す漢字。
国字の中には単位として使われているものもあります。
・粁(キロメートル)
・瓩(キログラム)
・竏(キロリットル)
・糎(センチメートル)
・粍(ミリメートル)
複数の訓読みをもつ漢字
漢字には訓読みが複数ある漢字があります。
読み方は送りがなや文中での使い方などで判断します。
・魚…うお・さかな
・出…で(る)・だ(す)
・係…かかり・かか(る)
・平…たい(ら)・ひら
・関…せき・かか(わる)
さいごに
この記事では、訓読みの国字、そして複数の訓読みをもつ漢字について学びました。
復習して、頭に入れておきましょう。