熟語の読み方
熟語
熟語(じゅくご)とは、漢字が2つ(以上)組み合わさってできた一つの言葉です。
熟語にはさまざまな読み方の種類があるのでそれを見ていきましょう。
以下の記事では、音読みをカタカナ、訓読みをひらがなで表記します。
読み方の組み合わせ
◎ 音読み+音読み
上の漢字も下の漢字も音読みで読むもの。
熟語の読み方の多くはこの読み方。
例)入学(ニュウガク)、出場(シュツジョウ)など
◎ 訓読み+訓読み
上の漢字も下の漢字も訓読みで読むもの。
例)初雪(はつゆき)、手袋(てぶくろ)など
◎ 音読み+訓読み(重箱読み)
重箱(ジュウ)+(ばこ)のように、上を音、下を訓で読むものを重箱読みといいます。
例) 本屋(ホンや)、番組(バンぐみ)など
※ 重箱(ジュウばこ)とは、料理を詰める箱型の容器。二重・三重・五重に積み重ねられるもの。
◎ 訓読み+音読み(湯桶読み)
湯桶(ゆ)+(トウ)のように、上を訓、下を音で読むものを重箱読みといいます。
例) 太字(ふとジ)、身分(みブン)など
※ 湯桶(ゆトウ)とは、食後に飲む湯を入れておく、伝統的な容器のこと。
◎ その他
二つ以上の読み方をもつ熟語もあります。
○ 音読み+音読み、訓読み+訓読みの両方を持つ熟語
・意味が同じもの
例)竹林(チクリン)、(たけばやし)
意味:竹が群れて生えているところ。
・意味が異なるもの
例)色紙(シキシ)、(いろがみ)
シキシ:俳句や絵などを描く四角い厚紙のこと。
いろがみ:折り紙。色に染めた紙。
○ 複数の読みを持つ熟語
・意味が同じもの
羽子…(はご)、(はネ)
・意味が変わるもの
分別(ブンベツ)…世の中の道理をわきまえていること
分別(フンベツ)…種類ごとにわけること
さいごに
この記事では、熟語の読み方について学びました。
復習して、頭に入れておきましょう。